01
一般廃棄物と産業廃棄物の違いとは?
一般廃棄物と産業廃棄物の違いとは、どこにあるのでしょうか。
両者には処理方法などの面で違いがあり、誤った処理をすると罰則を受けてしまう可能性もあるため、この違いについては正しく理解しておく必要があります。
以下、2つの廃棄物の違いについて解説していきます。
一般廃棄物と産業廃棄物の違い
一般廃棄物と産業廃棄物の定義、およびその違いは、廃棄物処理法という法律によって定められています。
以下、それぞれの違いについて確認してみましょう。
- 一般廃棄物
一般廃棄物とは、家庭から出た廃棄物と、事業活動によって出た廃棄物のうち産業廃棄物を除くものを指します。
つまり、家庭から排出される廃棄物はすべて一般廃棄物に含まれ、事業活動による廃棄物は産業廃棄物を除くものすべてが一般廃棄物となるわけです。
それゆえ、事業者としては産業廃棄物の定義を押さえておくことが重要です。
一般廃棄物の具体例としては、家庭から排出されるあらゆるゴミに加え、事業活動によるものでは可燃ごみや粗大ごみ、し尿などを挙げることができます。
また、このうち特に危険なものについては「特別管理一般廃棄物」と呼ばれ、特別な扱いを受けます。
- 産業廃棄物
産業廃棄物とは、事業活動による廃棄物のうち、法定された20種類のもののことを指します。
また、産業廃棄物は大きく「あらゆる事業活動に伴うもの」「特定の事業活動に伴うもの」に2分されています。
前者の例としては、燃え殻や汚泥、廃油や金属くずといったものが挙げられます。
後者の例としては、製紙業などから排出されることが法定されている紙くずや木くずなどに加えて、畜産業などから排出されることが法定されている動物の糞尿や死体といったものが挙げられます。
こちらは、区分の名の通り何らかの事業が具体的に法定されています。
さらに、法定された事業以外の事業においてこれらの廃棄物が発生した場合は、一般廃棄物として扱われるのも大きなポイントです。
ある事業では一般廃棄物として扱われるものが、他のある事業では産業廃棄物として扱われることも多く、間違えやすくなっているため注意しましょう。
また、一般廃棄物の場合と同じく、特に危険なものについては「特別管理産業廃棄物」と呼ばれ、特別な扱いを受けます。
廃棄物の処理については三堀法律事務所にご相談ください
産業廃棄物には類型的に事業活動に伴って大量に排出されやすいものがピックアップされています。
また、一般廃棄物と産業廃棄物の中には、非常に区別しづらいものや、間違えやすいものも多く、さらには自治体によってどちらに区分されるかが異なってしまうものまで存在します。
処理の方法を間違えてしまった場合には罰金や懲役などの刑事罰を科されてしまう可能性もあります。
そのため、区分について不安に思った時には、自治体に確認を取ることが大切です。
不法投棄(産業廃棄物処理法)についてお悩みの方は、三堀法律事務所までご相談ください。
02
当事務所が提供する基礎知識
-
廃棄物処理法の欠格要...
そもそも、廃棄物処理業者として、廃棄物の収集や運搬を行おうとする場合には、収集等を行う区域を管轄する市町村長の […]
-
債務回収までの期間や...
債権回収までの期間は、事情によって異なりますが、以下の例が挙げられます。まず、弁護士が債権回収を受任した場合、 […]
-
相続手続きの流れと期...
相続は人の死亡によって開始します(民法882条)。これはつまり、誰か身近な方が亡くなった瞬間から、相続問題が発 […]
-
風営法ではどんな客引...
キャバクラ、ホストクラブ、ラウンジなどの業界において、客引き行為は非常に重要な役割を持ちます。しかし、その客引 […]
-
債務回収を行う方法
代金の未払いや売掛金の未払いで、期限までに支払われなかった債権を回収するためには、債権者が交渉・催促する、法的 […]
-
パワハラ防止法とは?...
パワハラとは、一般的に地位を利用した組織内でのいじめや嫌がらせのことを指します。これは主に会社の中で問題となる […]
03
よく検索されるキーワード
04
弁護士紹介
弁護士三堀 清(みほり きよし)
弁護士の存在意義は、法律的紛争の予防・回避と、発生した紛争の早期解決の実を挙げることに尽きます。
私どもは、一般民事・刑事事件の分野並び企業法務及び取引に関する分野での経験に裏打ちされた専門性と新しい法律問題にも斬新な手法をもって挑戦する柔軟性を武器に、迅速な対応により、依頼者の方々に結果をもってお応えすることを使命として、日々実務を通じた研鑽を進めております。
- 所属団体
-
- 第二東京弁護士会
- 経歴
-
昭和32年 生まれ
昭和56年 早稲田大学法学部卒業
昭和60年 司法試験合格平成8年
早稲田大学大学院法学研究科(企業法務専攻)修了平成9年 港区新橋に三堀法律事務所設立
平成14年 三洋投信委託㈱(現プラザアセットマネジメント㈱)監査役就任(平成16年まで)
平成15年 千代田区有楽町に事務所を移転
平成16年 東京簡易裁判所調停委員に就任(現任)
平成17年 ㈱ニチリョク監査役就任(平成29年まで)
05
ブログ
06
事務所概要
事務所名 | 三堀法律事務所 |
---|---|
弁護士 | 三堀 清(みほり きよし) |
所在地 | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル南館5階559区 |
TEL/FAX | TEL:03-5220-0021 / FAX:03-5220-0022 |
営業時間 | 平日 9:00~18:00 |
定休日 | 土日祝、年末年始 |
アクセス | 有楽町駅、日比谷駅から徒歩1分 |